日常に突如襲い来る災害

このホテルは鉄筋コンクリートの頑丈な作りでありましたが、津波は4階まで到達し、1階2階部分がそのまま流され、エレベーターの部分がそのまま後ろに衝突しており津波の威力の凄まじさを実感いたしました。個人的に強く印象付けられたのは、被害のなかった4階部分は今でも宿泊施設としての姿を保存されている所であり、3階より下の惨状との“落差”をまざまざと見せつけられ、本当に普通に暮らす日常の最中に、突如災害が襲い来るのを実感しました。
過去にこの「田老」の地は度々津波災害に襲われており「万里の長城」と例えられる防潮堤や、軽トラが登れるまでに整備された避難道などの対策を取っており、定期的な防災訓練も行っていたそうです。
一時海はもう嫌だとなっていたと語り部さんは語りました。それでも馴染んだ暮らし生活の糧、風土は人間として生きる為に切り離せないものであり、「それでも遡上してくる鮭を見てまた頑張ろうという気持ちになった」という言葉に、復興への強さを感じました。