10年経ってもサイレンが鳴ると涙が

「民宿むさし」のご夫婦が、震災前と震災後の同一場所の写真を見せながら当時の事を色々と語ってくださいました。
様々なシーンの説明を聞いた中でも、特に奥様が言った一言胸を打ちました。
「震災から10年たった今でも、サイレンが鳴ると涙が自然と出て、心臓がバクバクしてしまい、おかしな行動をとってしまう。」と。
今もなお、目の前で家族・知人が引き波で流されていく、それを多くの人たちが何もできず見届けていたことがトラウマになっているということです。
建物や道路が復興されても、心は簡単には追いつかないのだと改めて思いました。