本当の復興支援とは

女将さんは、仙台のビルで勤務している最中に震災を経験しました。その際にいくつか思ったことがあると仰いました。
まず一つ目は避難訓練通りにはいかないということです。日頃からそのビルでも避難訓練は行われていたそうですが、いざ逃げようとすると予期しないことの連発だったそうです。非常口に逃げようとしても、土煙で防火シャッターや防火戸が作動し非常口まで辿り着かないことや、荷物や壁が崩れて押し戸が開けられなくなったとのことでした。また土煙でスプリンクラーが作動し、人も荷物もびしょびしょになったと仰っていました。
知識だけではダメということや、思い通りには進まないことは経験されているからこその説得力があり、胸に刻んでおかなければならないと思いました。