状況にあった判断を

芳賀さんは気仙沼向洋高校が海抜「0メートル」にあり当時生徒・職員合わせて250名程残っていて全く犠牲者が出なかったことはホントに奇跡だとおっしゃっていました。
震災時、先生・生徒たちはパニックでマニュアル通りに行動することができず、近所の避難所である地福寺に避難を開始した。しかし、もっと高い場所へ避難する必要があり、最終的には階上中学校へ避難して津波から逃れることができたそうです。
今回この向洋高校で犠牲者が1人も出なかったのは、生徒達が過去の言い伝えではなく現状の状況を即座に判断し行動に移すことができた結果だと思います。
震災当時私も同じ高校生でしたがこのような状況の時、パニックを起こさず判断できたかと考えると正直難しかったと思いました。
関東でも大きな震災が起きることが予想されるので今回学んだことを教訓に自分自身や家族を守れるとよいと感じました。

インタビューした人:
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 語り部ガイド 芳賀一郎 さん
この記事を書いた人 :20代 男性 A・N


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
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