このような悲劇が起こらないように

幼稚園は高台で地震発生時はまだ園児は全員幼稚園にいて、津波の警報が出ている中に幼稚園バスで海の方に園児を乗せて帰宅させようとしたそうです。
途中に普段立ち寄らない、門脇小学校に立ち寄った際に幼稚園教員2名がそこで追いつきましたが、園児を連れ戻すことはなかったそうです。
その後小学校から幼稚園に戻る途中に津波と火災に巻き込まれ命を落としました。なぜ連れて戻さなかったのかなど、疑問でしかありませんでした。
バスを運転していた運転手は自力で助かり幼稚園に戻ったものの、園児の事を伝えず又、園長はじめ先生たちも園児達の居場所を聞くこともなく、救助活動も行われなかったと聞きました。被災場所で夜中10時頃まで「助けてー助けてー」の声が聞こえていたと近所の方が聞いたみたいです。津波が来てから10時間後に被災場所付近に火災が発生し、園児達は亡くなってしまいました。
お話を聞いた後は園児達は天災によって命をなくしたのか、人災によって命をなくしたのかを深く考えさせられました。

インタビューした人:
日和幼稚園遺族有志の会 佐藤美香さん
この記事を書いた人 :20代 男性 Y・S


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。