日々の避難訓練の大切さ

震災発生当時、高野会館では地元の老人クラブの集まりがあり、ちょうど終わろうとしていたタイミングで地震が襲ってきたそうです。パニックになるお年寄りの皆さんを現地にいたスタッフの方々が的確に避難誘導を行ったことにより300名以上の人が助かったとの事です。地震発生後にお年寄りの方々は自宅に戻ろうとしていたそうですが、スタッフの方が階段の前に仁王立ちしてここに残るように強く説得して最上階の4階まで避難を行ったとの事でした。結果この対応が功を奏して約330名の人が津波の被害を免れました。
被災前からこの高野会館では日々の防災に対する意識が高く、防災備蓄を各階に分散して保管していたそうです。日々の避難訓練の賜物や防災に対して真剣に取り組んできたことにより、約330名の人命が救われた結果へと実を結んだのかなと感じました。