東北の人たちの力強さ

明治・昭和に三陸津波を経験している地元の人たちは、普段から地震と津波には高い防災意識があり、訓練をよくしていたそうです。
『とにかく高台へ』『近所とのコミュニティが大切』という言葉を、語り部の方たち全員から聞きました。避難して助かった人たちの中には訓練どおりいつもの避難場所に行ったが、山の崩れ方や石の転がり方の異状を感じ取りさらに高台へ登った人が多くいたそうです。その後、避難した体育館で電気も通らずまだ雪も降る季節の中、ペットボトルのキャップ1杯の水をみんなで回し飲みしながら励まし合い耐えたのです。
悲惨な映像や写真、お話しを聞きましたが、こういったときに人との協力で生きていく東北の方々の力強さも同時に感じました。