ここまで津波は来ない

東日本大震災の津波で大川小学校では全校108名中74名の児童が犠牲となりました。
震災当日、生徒たちは近くにある裏山ではなく校庭に避難、海から大川小学校までの距離が3.7㎞ありここまで津波は来ないと思っていたようです。親御さんの引取りが来るまで校庭で待機していました。しかし、地震発生から51分後に8.6mの津波が大川小学校を襲ったのです。なぜ避難しなかったのか等疑問もありますが当時の先生方にも考えがあったのだと思われます。実際、校庭にいた教職員も11人中10人の方が亡くなっています。
救えた命があったこと、それなのに救えなかったこと、ご遺族の無念さが伝わってきました。