真の防災とは

民宿沼田屋の女将さんにお話を伺いました。
震災当時沼田屋さんはご両親が経営されていたそうです。建物自体は流されてしまったのですが、幸い当日にお客様はおらず、ご両親も震災直後すぐに高台に逃げたとのことで、人命の被害はなかったそうです。
現在陸前高田市では、防災の講習を受けることによって防災マイスターという認定が貰え、女将さんも実際講習を受け認定を貰っているそうです。しかし、このような経験を経て女将さんは、防災は知識も大切であるが、体力も必要だということを仰っていました。
知識や備えはもちろん大切であるが、結局体力がなければ逃げることはできない、もしくは体力のない人から脱落していくという言葉は、震災を近くで経験した人であるからこそ発することのできる力強い言葉でありました。