目と耳と足で感じる震災復興

周囲の建物を見ると鉄骨が山側に曲がっていたりして津波の威力がいかに凄かったかがよく分かります。
津波がくるときは、引き潮で水深何メートルも引き底が見え次の瞬間津波が一気に戻ってくるそうです。
震災後に記憶を風化させないために建物がいくつか残されていますが、つらい思いをした方もおられるのでみんながみんな賛成ではないような複雑な実情もあるそうです。
今回、かつての中心市街地を巡るコースを歩きながら過去の写真と現在の状況、南三陸町旧防災対策庁舎の鉄骨、避難階段が曲がってしまっている様子などを直接見ることで、想像を絶する津波の凄さ、想定外の状況変化に対応することの難しさを痛感しました。
過去の出来事を学び、未経験が故の油断、「ここまで水が来たことはない」「大雨でこれまで崖崩れが起きたことはない」など、過信をせずに、これから起こるであろう想定外の災害に備え、考えていく事がいかに必要かということが分かった視察でした。