目と耳と足で感じる震災復興

周囲の建物を見ると鉄骨が山側に曲がっていたりして津波の威力がいかに凄かったかがよく分かります。
津波がくるときは、引き潮で水深何メートルも引き底が見え次の瞬間津波が一気に戻ってくるそうです。
震災後に記憶を風化させないために建物がいくつか残されていますが、つらい思いをした方もおられるのでみんながみんな賛成ではないような複雑な実情もあるそうです。
今回、かつての中心市街地を巡るコースを歩きながら過去の写真と現在の状況、南三陸町旧防災対策庁舎の鉄骨、避難階段が曲がってしまっている様子などを直接見ることで、想像を絶する津波の凄さ、想定外の状況変化に対応することの難しさを痛感しました。
過去の出来事を学び、未経験が故の油断、「ここまで水が来たことはない」「大雨でこれまで崖崩れが起きたことはない」など、過信をせずに、これから起こるであろう想定外の災害に備え、考えていく事がいかに必要かということが分かった視察でした。

インタビューした人:
南三陸さんさん商店街 まちあるき語り部 佐藤正文さん
この記事を書いた人 :50代 男性 K・M


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。