九死に一生と話し合いの成果

震災当時、大津波警報は8m程度の津波が来ると言われていましたが実際には18m程の津波が到達。小野寺さんは大島内にあった会社本社で、3階屋上に。
海水はどんどん水嵩が増していき自分も流されるのかと考えていた時に家の柱が流されてきて、その柱に掴まったそうです。津波は3階屋上のフェンスも超え柱に掴まった小野寺さんを沖へと引いていったそうです。
救助のヘリが来ないかと空を見上げていた所、知り合いの建築会社の社長が船外機(作業船)で助けにきてくれて九死に一生を得たそうです。
小野寺さんのお宅では、防災無線が入ったら海から50歩の自宅・旅館へ戻るのではなく、無線が入ったタイミングでどう行動するべきか、山間の学校から帰る子供たちに、自分で考え行動が取れるようたくさん話し合っていたそうです。
その甲斐もあり小野寺さんは、震災で家や旅館・船会社失いましたが大切な家族を守ることができました。

インタビューした人:
旅館 海光館のご主人 小野寺さん
この記事を書いた人 :40代 女性 R・H


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。