津波の恐ろしさ
今ここ気仙沼の海はとても穏やかです。写真や映像で見る津波の様子などを想像することができないくらい、気持ちのいい海でした。ここで採れる海産物など大自然の恵みは、地元の人たちの生活に深く溶け込み、大きな生きる糧を与えてくれています。
しかしあの大災害をもたらしたのもこの海からだったということを考えると、牙をむいた時の自然の恐ろしさは、人智を遥かに超えるものがあるんだと感じます。恐ろしい津波は、くるぶしくらいの高さでも人間を簡単に押し流すことが出来るくらい威力があるそうです。液体というより、板などいろいろなものを含んでいるので、いとも簡単に軽く足もとをすくわれ、50mほど流されて木にしがみ付き、一命をとりとめたというお話しも聞きました。
2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。
※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。