津波の恐ろしさ

今ここ気仙沼の海はとても穏やかです。写真や映像で見る津波の様子などを想像することができないくらい、気持ちのいい海でした。ここで採れる海産物など大自然の恵みは、地元の人たちの生活に深く溶け込み、大きな生きる糧を与えてくれています。
しかしあの大災害をもたらしたのもこの海からだったということを考えると、牙をむいた時の自然の恐ろしさは、人智を遥かに超えるものがあるんだと感じます。恐ろしい津波は、くるぶしくらいの高さでも人間を簡単に押し流すことが出来るくらい威力があるそうです。液体というより、板などいろいろなものを含んでいるので、いとも簡単に軽く足もとをすくわれ、50mほど流されて木にしがみ付き、一命をとりとめたというお話しも聞きました。