「私達と同じ思いをしないためにも、家族とはしっかり津波の時の待ち合わせ、特に安否確認について頭においていてほしい」と。
伊藤さんは東日本大震災当時、たまたま息子さんには会えたものの、奥さんには会えず、安否が確認できなかったそうです。
そのため、仕事が終わると一睡もせずに奥様へ電話をしていたそうです。しかし、奥さんが電話に出ることはなく、そもそも電話も全くつながらなかったそうです。
震災から一週間、最後のお客様を送り出した後にダメもとでと電話を掛けたところ、ようやく奥さんにつながり、ホテルのスタッフの前で大粒の涙を流しながら泣いてしまったとお話していただきました。
- インタビューした人:
- ホテル観洋 語り部バス 伊藤さん
- この記事を書いた人 :20代 男性 K・Y
この度、南三陸ホテル観洋では、震災を風化させない為に、スタッフが町をバスで案内する『語り部バス』を運行することに致しました。大人(中学生以上) 500円 子供(小学生以下) 250円 ※0歳~1歳まで無料 ※団体様は別途ご相談を承ります。
TOHOKU VOICE
相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト
2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。
※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。