日頃からの準備、想定、訓練の必要さ

菊田さんのガイドのもと、旧向洋高校内を見学させていただきました。
震災当時、北校舎は改修工事中の為生徒はおらず、工事関係者のみしかいなかったとのことですが、170名の生徒・教員27名が避難し、職員20名及び工事関係者25名は校舎内に残されたとのことでした。
45名が校舎で一晩過ごすこととなったそうですが、その日は小雪が舞う寒さだったそうです。北校舎最上階のカーペット敷だった両端の教室で分かれて過ごし、且つ各教室のカーテンを取り外し、未使用の生徒実習着を使いながら、寒さを凌いだそうです。
災害時にはどのような状況になるか分かりません。その場にあるものを活用できるような、臨機応変の対応・行動力が大切だと感じました。そこには日ごろからの準備、想定、訓練が必要だと改めて思いました。

インタビューした人:
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 語り部ガイド 菊田俊勝 さん
この記事を書いた人 :30代 男性 M・I


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。