命を救うのは判断と行動

「震災遺構大川小学校」に到着してすぐ耳に入ってきたのが、震災後、自然に祭壇となった校門で唱えられていた御経の声でした。10年の歳月が経った今も尚、癒えることのない現状を目の当たりにし、学校に響く声が悲しく感じられました。
どの選択が正しかったのかは、経験していないわたしには到底計り知れないことです。
ただ、大川小学校での出来事は、その行動の選択により、救えた命があったことは紛れもない事実であった。
命を救うのは「判断と行動」です。時間・手段・情報も、マニュアルも研修も訓練も、いざというときの判断・行動に結びつくものではなければなりません。
本当に恐ろしいのは津波ではなく、大事なのものが見えなくなってしまうことです。
コロナ禍での視察研修となりましたが、「来てくれてありがとう。」「また来てね。」の笑顔の言葉が心に沁みました。
東北の現状を学ぶだけの研修ではなく、優しさにふれることも出来た貴重な体験でした。

インタビューした人:
    
この記事を書いた人 :40代 男性 T・A


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。