
当館は派手な装飾などをしていないとおっしゃっていました。現実と向き合わなければならない生々しいものだと考え、そしてまたいつか同じ目にあうのだという考えから、危機感をもって伝えなければならないということで、一つ一つ写真を生の状態で展示し、一つ一つの写真にテキストをつけて展示をしていると、説明していただきました。
写真や被災物に添えてあるテキストには被災地で何が起きていたのか、どのような気持ちだったのが、突然日常を奪われる恐怖や悲しみを身近で感じ、またこれからも忘れてはいけないものだと思いました。
津波が襲来するとなれば、とにかく避難するしかない。避難しなければ助からない、一刻も早く、海から離れた高い場所に避難する。とっさの判断では選択を誤る恐れがあるため、平常時から避難経路と避難場所は頭に入れておいてほしい。生死を分ける重要な備えである。
被災地の人の思いを無駄にせず、普段から自分に出来る防災意識を高くもっていこうと感じました。