励ましあいながら、父親として

沖見屋は震災の影響で全壊してしまいましたが、畠山さん含め、岩井崎地区の方々は近くにある避難場所の神社に避難した為、無事だったそうです。
消防団で活動していた畠山さんは、震災の翌日から消防団の活動をしたそうです。消防団の中には家族を亡くした方もいたとのことでした。
そんな状況の中で、消防団の活動内容はとても過酷なもので、瓦礫で塞がれてしまった道をトラックで行けるところまで行き、遺体を担架に乗せて小学校まで運ぶというものでした。
約1か月、何人もの人がうつ状態になりながらも、夜にはお互いに励ましあいながら活動を続けたそうです。消防団活動が終わった後は、色々な仕事を夢中でやったそうです。
こんな時に無気力になって何もしないのではなく、がむしゃらに仕事をして格好いい父親の姿を家族に見せたかったと話していたのが印象的でした。

インタビューした人:
民宿旅館沖見屋 畠山さん
この記事を書いた人 :20代 女性 N・T


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。