女将さんの思い

民宿沼田屋の女将さんにお話を伺いました。
現在女将さんは、地域の大学生と一緒に体を使った防災イベントを企画されているそうです。防災には体力が必要ということと、避難訓練通りにはならないという経験から、机上で学ぶのではなく、リアルを通して楽しく市民と防災を結びつけるイベントを行いたいと仰っていました。実際の企画では障害物のある訓練イベント等を企画されており、コロナが落ち着いたら早くやりたいと仰っていました。
また女将さんは一つ心配があると仰っていました。
宿泊に訪れるお客様から町が怖いと言われることがよくあるそうです。その原因として、町に建物があまり建っていないことや、高い建物がないこと、町を見下ろせる環境になっていることが挙げられ、実際にお子さんがいる家庭などは、子どもが大きくなるまでは海辺に近づかない人もいるとのことでした。しかし、町の造りというものはすぐに変えられるものではないので、防災活動を通して、この町は防災意識が高い町ということや助けてくれる町というアピールを発することによって、陸前高田に人が積極的に訪れてくれる町にしたいと仰っていました。

インタビューした人:
民宿沼田屋の女将さん
この記事を書いた人 :20代 男性 H・I


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。