地球温暖化の影響で、降雨量は次々と記録を更新しており、それに伴い災害も激甚化しています。 気象災害から身を守るためにできる3つのポイントをご紹介します。

※2019年06月18日に投稿された記事を再編集したものです

スーパー台風・ゲリラ豪雨など、激甚化する気象災害

2018年(平成30年)6月末から7月初旬に掛けて、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録された西日本豪雨は、台風7号、梅雨前線、ジェット気流の蛇行などの要因が重なり、全国に15箇所もの線状降水帯が発生し停滞したことにより、多くの地点で48時間、72時間雨量の観測史上最大の降雨量を更新し、広島県岡山県では河川の氾濫や洪水、土砂災害などの甚大な被害が発生しました。

気象庁により公表された観測データによれば、6月28日0時から7月8日9時までの総降水量はところにより四国地方で1800ミリ、中部地方で1200ミリ、九州地方で900ミリ、近畿地方で600ミリ、中国地方で500ミリを超えています。

地球温暖化の影響で、降雨量は次々と記録を更新しており、それに伴い災害も激甚化しています。

気象災害から身を守るためには、どうしたら良いのでしょうか。まずはその原因を知りましょう。

原因のひとつが“線状降水帯”

各地に大雨を降らせた原因として「線状降水帯」が挙げられています。

組織化した積乱雲群が、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域のことで、その発生メカニズムは解明しきれていないものの、発生しやすい4条件として

  • 「雲の元となる暖かく湿った空気の流入」
  • 「その空気が山や冷たい前線とぶつかるなどして上昇」
  • 「積乱雲を生みやすい不安定な大気状況」
  • 「積乱雲を流しては生む一定方向の風」

が挙げられています。

この「線状降水帯」は1990年代から集中豪雨の原因と指摘されていましたが、頻繁に用いられるようになったのは、平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害以降のようです。

又、温暖化による台風の大型化も大水害の一因となっており、2018年9月に起きた台風21号による関西空港の水没は記憶に新しいところです。

水害から身を守る3つのポイント

では、水害から身を守るにはどうすれば良いでしょうか。最後に3つのポイントをご紹介します。

① 日頃から水害ハザードマップを活用して必要な対策や避難場所・避難経路などを確認しておく。

② 震災時と同じく非常持ち出し品を準備、大事なものは2階など高いところに保管する。

③ 状況が安全なうちに避難することが肝心!(正確な情報を受信する)

昔から「備えあれば憂いなし。」とは良く言ったもので、未来の災害のために、今できることをしておけば、被害は最小限に食い止めることが出来ます。

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