『備えmemo』プロジェクトとは?

\頭のスミにメモって安心!/
『備えmemo』プロジェクト

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「備えなきゃ!・・・でも何から手をつけていいの?」
そんなお声をよくいただきます。

「もし今災害が起こったら、どんなことが起こるか?」
「どんなモノが必要になるか?」

それは、災害によっても、家族構成によっても、環境によっても異なります。
まずは災害を知って、心を備えましょう。
ボウサイカくんとアンシンジュちゃんがお手伝いします!
一緒に備えmemoを集めて、災害に備えよう!

ボウサイイカくんとアンシンジュちゃん

第1回 テーマ 「津波の特徴」

11月5日は「世界津波の日」です。

国連で日本を含めた142か国が提案し、津波の脅威についての関心とその対策強化が期待され、制定されました。

この日は1854年に和歌山県で起こった安政南海地震で、積み上げられた稲の束に火をつけて村人を避難させ、復興に尽力した濱口梧陵はまぐち ごりょうの逸話「稲むらの火」に由来しています。

災害への備えと津波に関する意識を向上するためにも、まずは「津波を知る」ことが大切です。

① 波の高さ
② 波のスピード
③ 津波の2次火災
④ 流される感覚

の4回に分けて、少しずつ、ボウサイカくん、アンシンジュちゃんと一緒に、
津波について知っていきましょう。

ボウサイカくん&アンシンジュちゃん ①波の高さ

津波警報では高さ○メートルの津波が来るとかいうけど、ぼくの家はマンションの3階だしまあ平気だよね~

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

平気って・・・ボウサイカくんのお家は海抜何mのところにあるの?

え?海抜??

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

“波の高さ”っていうのは平常潮位から計測した高さのこと。3階が地面から大体6mぐらいの高さだとして、建物が海抜2mの地点に建っているなら8mの津波で浸水しちゃうわよ!

そうなんだ・・・でも、浸水するぐらいなら別に大したことないんじゃ???

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

波の力はと~~~~っても強いの!!
浸水の深さは60cmもあれば自動車だって流されて、成人男性でも立ってられないレベルよ。

え?!たった60cmで?!

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

しかも東日本大震災では宮城県女川漁港で14.8mの津波の痕跡が確認されているのよ。油断は禁物だわ。

そうか。自分の家や近所の海抜が分かっていれば、津波が起きたときの被害の大きさや避難先が想像しやすいね!

ボウサイカくん

言葉について知ろう

検潮所における津波の高さと浸水深、遡上高の関係

気象庁|津波について https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html

●「波の高さ」とは

平常潮位から津波によって海面が上昇したその高さの差を言います。(海岸線での値)
気象庁が津波注意報を発令するのは0.2m以上です。(ちなみに1m超で津波警報、3m超で大津波警報 )

気象庁|津波について https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html

アンシンジュちゃん

〇〇メートル級の津波っていうのは相当大きいということね

●浸水深

浸水深しんすいしんとは、地面から測った浸水した高さのことです。

下記の表は、気象庁のページにある「津浪波高と被害程度」の表です。

この表における「津波波高つなみはこう(m)」は、船舶、養殖筏ようしょくいかだなど海上にあるものに対しては概ね海岸線における津波の高さ、家屋や防潮林など陸上にあるものに関しては地面から測った浸水深となっています。

※気象庁|津波について https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq26.html

木造建築は浸水1mで部分破壊、2mで全面破壊とあります。
1~2mというと甘く見てしまいがちですが、実は60cmでも成人男性が立っていられないとも言われています。

●海抜と浸水深の関係

浸水深≒「波の高さ」-海抜

海抜が分からないと、浸水深がどのくらいになるか想像ができません。
海抜を調べてみましょう。

ボウサイカくん

みんなのおうちは海抜何mかな?

海抜を調べてみよう

海抜は、インターネットで簡単に調べることができます。

●Google Earthを使ったやり方

  1. https://earth.google.com/web/ (Google earth)にアクセスします。
  2. 海抜を調べたい場所の住所を検索します。
  3. 海抜を調べたい地点にマウスのカーソルを合わせます。
  4. 画面右下に〇〇mと海抜が表示されます。

●国土交通省「地理院地図」を使ったやり方

標高であれば、「地理院地図」を使って調べることもできます。

  1. https://maps.gsi.go.jp (地理院地図 / GSI Maps|国土地理院)にアクセスします。
  2. 海抜を調べたい場所の住所を検索します。
  3. 画面を動かし、画面中央の黒十字を調べたい地点に合わせます。
  4. 画面左下に標高:〇〇mと表示されます。

※標高と海抜は何が違うのか

国土地理院(測量法)では、東京湾の平均海面を0mの基準面とし、そこからの高さを標高とよびます。また、近隣の海面(たとえば大阪湾など)からの高さは海抜とよびます。
(参考:https://www.gsi.go.jp/KIDS/KIDS06.html

アンシンジュちゃん

実際には、混乱を避けるため標高≒海抜とすることが多いのよね

どのくらいの高さまで避難した方がいいの?

では、警報が出たらどのくらいの高さまで逃げればいいでしょうか。
津波の高さを表す用語として「遡上高」があります。
「遡上高」とは通常の海面の高さを基準に、海面から陸上を這い上がった最高地点の津波の高さです。

波は斜面を駆け上がり、沿岸で計測された「波の高さ」よりも高い地点まで遡上します。

「遡上高」は、おおよそ「波の高さ」の2~4倍と言われています。

可能であれば、遡上高より高い地点に逃げるのが良いでしょう。
実際に津波が起きたとき、海岸から遠くて高い所まで避難するのが難しそうなら、近くの高台や津波避難ビルへ避難しましょう。

津波避難ビルを調べてみよう

津波避難ビルの場所は各市町村のホームページで確認できます。

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/disaster/disaster/siryo/tunamievacuationbuilding.html


本日の『備えmemo』はいかがでしたか?
次回は、「津波の特徴 ②波のスピード」をテーマにお届けします。

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できることから少しずつ、防災を自分ごとにしよう!

https://www.bousaikan.jp

記事制作: 根岸直美(防災士)、陣谷ひかり

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