第1回 テーマ 「津波の特徴」

本日は、第1回テーマ「津波の特徴」の2回目です。波のスピードについて知っておきましょう。

ボウサイカくん&アンシンジュちゃん ②波のスピード

津波警報が出たら、まずは家に戻って持ち出し袋を持って避難すれば⼤丈夫だよね。

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

そんなことしてたら津波がすぐそこまで来ちゃうわよ︕

持ち出し袋だけ持ってすぐ避難するし⼤丈夫だって〜

ボウサイカくん
アンシンジュちゃん

その「⼤丈夫」が命取りなの!!!

アンシンジュちゃん

東⽇本⼤震災では津波の速度は時速約30キロだった可能性もあると⾔われているの。 だから、家に戻っている時間なんてないのよ。

時速30キロって⾃動⾞並み?!・・・わかったよ。そのスピードじゃすぐに逃げなくちゃいけないね。

ボウサイカくん

言葉について知ろう

「大丈夫」ー正常性バイアスの落とし穴

「自分の住んでいる場所は『大丈夫』」。「揺れても逃げなくて『大丈夫』」
「みんな逃げていないから『大丈夫』だろう」
これらは正常性バイアス、同調性バイアスと言われる心理です。
人は予期しなかった事態に対峙したとき、「ありえない」「考えたくない」という心理が働きます。
そして「大丈夫」と思うことで、揺れを感じても避難するのが遅れてしまうのです。
東日本大震災でも、多くの方がこの「正常性バイアス」で避難が遅れ、命を落としたことが問題になりました。
日常の中にも潜むこの心理ですが、有事の際には「『大丈夫』は最大の敵」と思って行動しなければいけません。

波のスピード

波のスピードは水深によって変わります。
水深が深いほど波のスピードは速くなります。
水深が5,000mだと、時速は800キロ。これはジェット機並みのスピードです。
たとえ水深が10mだったとしても自動車並みのスピードがあり、人間が到底勝てるスピードではありません。
さらに、後から来る波が加わって波は高くなります。つまり、津波を確認してから逃げたのでは遅いのです。

気象庁: https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/tsunami/generation.html#anim

大きな地震が沿岸近くで発生した場合、津波は地震発生後すぐに日本沿岸に到達します。

より早く、警報や注意報を発表するために、気象庁では津波予報をデータベース化して予測結果を即座に検索することで、沿岸に対する津波警報・注意報の迅速な発表をしていますが、それでも震源が陸地に近いと、津波警報・注意報が津波の襲来に間に合わない可能性があります。

東日本大震災で、岩手県宮古市付近に上陸した津波の速度は時速約30キロに達していた可能性があるとの分析結果も出ています。
この速度は自動車と同じ速度です。ならば、自動車で逃げれば大丈夫だろうと思われると思いますが、
多くの人が自動車で避難をすれば渋滞し、遠くまで逃げられないこともあります。

迷うその⼀秒が大切です。

沿岸近くで強い揺れや弱くても⻑い揺れを感じたときは、迷うことなくすぐに避難を開始しましょう。


本日の『備えmemo』はいかがでしたか?
次回は、「津波の特徴 ③津波の2次火災」をテーマにお届けします。

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記事制作: 根岸直美(防災士)、陣谷ひかり

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