日々の避難訓練の大切さ

震災発生当時、高野会館では地元の老人クラブの集まりがあり、ちょうど終わろうとしていたタイミングで地震が襲ってきたそうです。パニックになるお年寄りの皆さんを現地にいたスタッフの方々が的確に避難誘導を行ったことにより300名以上の人が助かったとの事です。地震発生後にお年寄りの方々は自宅に戻ろうとしていたそうですが、スタッフの方が階段の前に仁王立ちしてここに残るように強く説得して最上階の4階まで避難を行ったとの事でした。結果この対応が功を奏して約330名の人が津波の被害を免れました。
被災前からこの高野会館では日々の防災に対する意識が高く、防災備蓄を各階に分散して保管していたそうです。日々の避難訓練の賜物や防災に対して真剣に取り組んできたことにより、約330名の人命が救われた結果へと実を結んだのかなと感じました。

インタビューした人:
ホテル観洋 語り部バス 伊藤さん
この記事を書いた人 :20代 男性 M・I


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。