命を守るための判断

陸前高田市にある高田松原津波復興祈念公園を視察し、その後、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館へ行きました。
陸前高田市では、2011年当時の事を思い出しながら街並みや、復興記念会館を視察しましたが、気仙沼市では実際に津波が襲ってきた建物の中に入り津波の恐ろしさを肌で感じました。
当日は、語り部の緒方さんに当時の気仙沼向洋高校や近隣住民の方のお話を伺いました。
緒方さんの語り部の中で近隣幼稚園の話が自分の心に残っています。
その幼稚園では、避難場所が高校の屋上となっていたが現場での判断で少しでも高い場所へ逃げるという選択肢を取り、高台までは、距離があり幼稚園生たちの足では大変と考えられていたそうなのですが、命を守るために先生たちが協力し、高校と同じの避難場所まで避難したそうです。
私自身も小学校教員を目指していたことがあり、小学校で防災訓練を行ったことがあります。
その時の事を振り返ると、大勢の子供たち相手に訓練通りの事を行う事で精一杯でそれ以上の判断が下せないのではないかと思います。

インタビューした人:
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 語り部ガイド 緒方幹男 さん
この記事を書いた人 :20代 男性 T・A


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
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