津波は地震発生から1時間くらいでここに到達しました。このあたりの避難所は小学校でしたが、みんな車で向かったので大渋滞でした。
長男も車で逃げていて、命はたすかったけれども、車は水没したし一歩間違えれば流されてしまっていたというタイミングでした。
渋滞しているところに津波が襲って、たくさんの方がここで流されました。長男も渋滞にはまっていたんだけれど、車を乗り捨てて民家に上って助かったということでした。そこで民家がなければ長男も死んでいたかもしれません。
だから避難時は車は使ってはいけない。
車社会なのでみんな車使いますし流されたらもったいないと思うんでしょうけど、それが命取り。ものと命とどっちが大事ですかって話です。
- インタビューした人:
- 東松島市・石巻市で語り部をされている中井政義さん
- この記事を書いた人 :30代 女性 A・N
3.11みらいサポートは、2011年3月11日の東日本大震災発生後に発足した「NPO・NGO連絡会」の事務局機能からスタートし、2011年5月13日に前身となる「石巻災害復興支援協議会」として設立されました。3.11みらいサポートでは、東日本大震災について学びたい方に向けて、震災学習プログラムを行っております。
TOHOKU VOICE
相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト
2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。
※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。