10年経ってもサイレンが鳴ると涙が

「民宿むさし」のご夫婦が、震災前と震災後の同一場所の写真を見せながら当時の事を色々と語ってくださいました。
様々なシーンの説明を聞いた中でも、特に奥様が言った一言胸を打ちました。
「震災から10年たった今でも、サイレンが鳴ると涙が自然と出て、心臓がバクバクしてしまい、おかしな行動をとってしまう。」と。
今もなお、目の前で家族・知人が引き波で流されていく、それを多くの人たちが何もできず見届けていたことがトラウマになっているということです。
建物や道路が復興されても、心は簡単には追いつかないのだと改めて思いました。

インタビューした人:
陸前高田市で民宿「むさし」を営むご夫婦 武蔵一夫さん・多賀子さん夫妻
この記事を書いた人 :50代 男性 M・K


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。