明治・昭和に三陸津波を経験している地元の人たちは、普段から地震と津波には高い防災意識があり、訓練をよくしていたそうです。
『とにかく高台へ』『近所とのコミュニティが大切』という言葉を、語り部の方たち全員から聞きました。避難して助かった人たちの中には訓練どおりいつもの避難場所に行ったが、山の崩れ方や石の転がり方の異状を感じ取りさらに高台へ登った人が多くいたそうです。その後、避難した体育館で電気も通らずまだ雪も降る季節の中、ペットボトルのキャップ1杯の水をみんなで回し飲みしながら励まし合い耐えたのです。
悲惨な映像や写真、お話しを聞きましたが、こういったときに人との協力で生きていく東北の方々の力強さも同時に感じました。
- インタビューした人:
- 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 語り部ガイド 菊田俊勝さん
- この記事を書いた人 :20代 女性 A・K
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、将来にわたり震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」として活用し、気仙沼市が目指す「津波死ゼロのまちづくり」に寄与することを目的としています。
TOHOKU VOICE
相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト
2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。
※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。