大津波の教訓

こちらの地方では「てんでんこ」という方言があると伺いました。
それは「津波が来たら、周りを気にせず、てんでんばらばらに、それぞれで逃げなさい」という事です。
人々が犠牲になる悲劇を繰り返さない為に生まれた、命を守るための教えです。
いざ、そのような事態に遭遇した時に、周りを気にせずに逃げられるか、自分自身を血も涙もない人だと責めてしまわないか いろいろな葛藤が生まれると思いますが、自身の命を守ることが本当に大切だと感じました。
生死に関わることは誰にとっても悲しく辛いことですが何が一番大切かを考えさせられる言葉でした。

お話を伺った後、施設の外に出るとキレイな月夜でした。
津波により、ここにあった松も全て流され閑散とした街並みになっています。
お月様の光が人々に幸せをもたらします様にと願うばかりでした。

インタビューした人:
東日本大震災津波伝承館TSUNAMIメモリアル 解説員の方
この記事を書いた人 :40代 女性 E・K


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。