今回参加させていただいた語り部バスは宿泊先でもあるホテル観洋で2011年より運行されており、震災を風化させないためにスタッフの方が町をバスで案内されています。
ガイドをしてくださったのはホテル観洋に務めて半世紀経つと言う伊藤さんでした。ホテルを出発すると伊藤さんはまず発災当時の日本・世界中からのたくさんの支援についてお礼を述べられていました。
伊藤さん自身の考えとして印象深く残っている言葉は、住んでいる土地にはどんなリスクがあるのか、万が一の時はどこに逃げるのかそこがだめなら更にどこに逃げるのか自分の足で探してほしい。自分たちと同じ思いをしてほしくない。自分のいのちは自分で守る。
という言葉でした。とてもシンプルで本当にその通りだと感じました。
語り部バスという活動は国や世代を超えて地域の歴史や文化を未来へ伝え、多くの人の未来を救う一つ方法だと思いました。
- インタビューした人:
- ホテル観洋 語り部バス 伊藤さん
- この記事を書いた人 :30代 女性 H・D
TOHOKU VOICE
相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト
2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。
※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。