恐怖の中でも後悔しない行動ができる強い心

「今こうして語り部さんのお話を聞いているだけであれば、先生の判断の甘さ、上の方達の指導の怠りなのかもしれない、と冷静な考えが生まれるが、その場にいたならば自分ならどうだろうか、冷静な判断が出来ただろうか?」と考えました。
お母さん達がお子さんを見つけた時には、体は半分なくなり、脳みその内臓も見えていたそうです。そんなわが子を抱き寄せ、近くの広場に連れて行ったと聞き、親の強さを感じました。
東北に行き、自然災害の中で恐怖を感じたとしても自分も生きることを前提に出来ることを判断して行動していかなければいけないと感じました。
防災の知識があったとしてもマニュアル通りにはいかないかもしれない、でも、あの時こうしておけば良かった、と後悔した方は沢山いたと思います。
今後何かがあったとして、それが恐怖の中だったとしても、後悔しない行動が出来るように強い心を持っていきたいと思います。

インタビューした人:
日和幼稚園遺族有志の会 佐藤美香さん
この記事を書いた人 :40代 女性 T・K


TOHOKU VOICE

相日防災 東北視察 全社員統一プロジェクト

2021年3月~2022年3月にかけて総勢130名の相日防災株式会社の社員が4~5名ほどのチームを組み、東日本大震災の被災地(岩手県・宮城県・福島県)へ視察に赴きました。ここTOHOKU VOICE(トーホクボイス)では、その視察で聞いた生の声や、それぞれが感じたことをレポートにしたものを抜粋して、一言ずつご紹介しています。
●現地の声を、極力そのまま掲載しております。
●会話の一部を抜粋し、メッセージのように掲載しております。

※TOHOKU VOICE は、現地で聞いた生の声をそのまま掲載するよう心がけ編集されております。一部、内容を正確に伝えるための編集が加わっていることをご理解ください。(主語の補足、倒置法の修正等)
※また、現地の声を耳で聞いたものをメモやボイスレコーダーに記録し、それを元に文字を起こしていますので、言い間違い、聞き間違い等が含まれている可能性があります。