熊本地震では、何度も揺れて被災地の人はきっと怖かったよね。。。
そうなの。また揺れるんじゃないか、という不安から避難所に行くのをためらう人も多かったわ。
避難所でなかったら・・・安全な避難場所は車かな?
車は必ずしも安全ではないのよ。「エコノミークラス症候群」って聞いたことある?
ぼく知ってるよ!窮屈な姿勢で長時間いるとなりやすいんだよね。でも、それって飛行機に乗った時でしょ?
「エコノミークラス」って言葉からそう思われがちだけど、車中泊など狭い場所でも、なりやすいのよ。
避難時は、トイレを躊躇せず、水分は十分に摂る
詳しく知ろう
- 地震の後「エコノミークラス症候群」で死亡する場合がある
- 予防のポイントは、食事や水分を十分に摂りトイレを我慢しないこと
トイレを躊躇せず、水分は十分に
「エコノミークラス症候群」は狭い場所などで、6時間以上同じ姿勢でいるとなりやすい病気です。
正式には「静脈血栓塞栓症」と言い、新潟県中越地震、熊本地震では死者も出ています。
避難所や車中泊など狭い場所での長期の避難生活を余儀なくされたことが原因で、このことは大きな問題となりました。
食事や水分を十分に取らない状態で、長時間足を動かさないと血行不良となり、血液が固まりやすくなります。
特に、高血圧や、高血糖、高コレステロールなどの生活習慣病をお持ちの人や、外傷や骨折、手術後などで血管に傷ができている人、喫煙をしている人、妊娠・出産後の方などは、血液が詰まりやすいため発症しやすいので注意が必要です。
予防方法がいくつか提唱されていますので、心にメモっておいてくださいね。
エコノミークラス症候群 予防法
- 軽い体操やストレッチ運動をときどき行いましょう。
- トイレを懸念して、水分を摂るのをためらいがちですが、水分はこまめに十分に取りましょう。
- アルコールは利尿効果があり、水分補給にはなりません。アルコールを控えて、できればタバコも控えましょう。
- ゆったりとした服装をして、ベルトなどできつく締めないようにしましょう。
- かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだり、マッサージをしましょう。
- 眠るときは足を上げましょう。車中泊をする際は、座席の下にタオルなどを置いて足を乗せて足を上げると良いでしょう。
- 着圧ソックスや弾性ストッキングなども発症を防ぐ効果があるので、着用してください。
車中履くソックス
エコノミークラス症候群の予防のひとつとして用いられているのが、医療用弾性ストッキング(靴下)であり、今では内閣府発行の「避難所運営ガイドライン」にも弾性ストッキングの配布を推進することが明示されています。こちらの製品は雑貨であり一般医療機器ではありませんが、同じ規格で製造されています。
避難時は、トイレを躊躇せず、水分は十分に摂る
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