※2017年10月20日に投稿された記事を再編集したものです
日常で使っている物を非常時にも活用。新聞紙やラップなどが、医療用や防寒用に大活躍します。防災グッズを備えておらず、日用品で代用しなければならない…というときに。防災用に、あると便利な日用品の活用法を紹介しますが、防災用に作られたアイテムには機能面では及びませんので、あくまで参考までにご活用ください。
ラップ
食器洗いの代用
水が不足する災害時、食器の上にラップを敷けば、洗わなくても繰り返し使えます。
また、手に巻くことで、食べ物を配布する時、食べるときなど衛生的に食事をすることが出来ます。(災害時は水が少なくなることが予想されますので、手洗いができない状況を想定)
防寒具として
ラップを体に巻きつけると抜群の保温力で防寒着の役目を果たしてくれます。
自転車競技の選手が防寒のために巻くこともあります。
医療品として
傷口の一時的な保護や、包帯や三角巾の代用として使えます。骨折した際の添え木を固定することができます。
紐やロープの代用
ラップはねじることで強度が増し、紐として使えます。さらにそれを複数用意して編み込めばロープとしても使えます。
伝言板としての役目
壁やガラスなどに貼り付けて、油性マジック等で字を書けば連絡事項や注意書きを記す伝言板としても使えます。
その他、くしゃくしゃにしてタワシの代わりにしたり、窓ガラスなどが割れた際、貼り付けて雨風をしのぐのにも役立ちます。
最低でも1人1本は用意しておきたいアイテムです。
新聞紙
防寒具として
毛布や掛布団などの防寒具がないときも、新聞紙をかけるだけでも、暖をとれます。
新聞紙は高級な紙よりも繊維が荒く、空気がたくさん含まれているので、保温効果があります。
下着と上着の間に新聞紙をいれるだけでも、空気の層ができて、暖かくなります。
医療品として
新聞紙を重ねて板のようにすれば、骨折した際の添え木の代用もできます。
子供用のおもちゃにも
子供は避難所でもおとなしくできません。新聞紙でボールを作ったり、折り紙代わりにすれば、子供の遊具としても活用できます。
ツナ缶ろうそくの作り方
必要な物はスーパーなどに並んでいる普通のツナ缶です。
これと、ろうそくの芯になる部分として、紐を用意しましょう。(ノンオイルでは点火しません。ご注意ください。)
※可燃性の高い物が望ましいです。ティッシュペーパーなどをコヨリ状にしても構いません。
※缶に穴を開けるための缶切や金槌が必要になります。
準備が出来たら、
1.缶の蓋中心部に穴を開ける
2.穴に紐を通して、缶の中の油に浸ける
3.火をつける
これだけで缶の中に入っている油がオイルの代わりになり、簡易ろうそくになります。
災害発生後、火を使う場合は周囲の確認をしてからにしましょう。ガス漏れや引火性のものが無いかなど、十分注意が必要です。
生理用ナプキンの活用方法
生理用ナプキンは、本来の使用用途の他に、衛生的なのでガーゼの代替えとして傷口にあてたり、止血用パットとして利用できます。
また、被災時にはなかな洗濯ができないので、下着に貼り付けて利用すれば、同じ下着を数日着用することが可能です。