この時期になると話題となるインフルエンザ。今年は、新型肺炎(新型コロナウィルス感染症)も流行し、改めて感染症対策の重要性を感じています。
新型コロナウィルスは中国武漢市の魚介類卸売場で集団発生したことから、そこに何らかの原因が潜んでいると考えられていますが、どのような経緯で生み出されたのか、ヒトに感染するようになったのか明確には解明されていません。現時点(2020年2月)で抗ウイルス薬も存在しない為、未だ終息の兆しが見えませんが、まずは感染症について正しく理解し、予防行動を実行することが大切です。

インフルエンザの基本

一般的に11月上旬から流行し、1月下旬から2月にピークを迎えた後、4月上旬頃に終息します。

症状としては、主に発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と共に、鼻汁、咽頭痛、咳などの呼吸器症状がみられる。38~39度の高熱になり、1週間程度で快方に向かいます。

潜伏期間は1~2日(最大7日)程度とされ、死亡率は季節性インフルエンザで約0.1%となります。

新型肺炎(新型コロナウィルス感染症)の基本

症状としては発熱(37.5℃以上)、咽頭痛、咳や痰、胸部不快感などの一般的な肺炎症状とほぼ同じですが、急激に呼吸困難などの症状が現れて死に至るケースもあるとされています。

また中国のメディアによれば、典型的な肺炎症状だけでなく、下痢や吐き気などの消化器症状、頭痛、全身倦怠感といった通常の肺炎とは関係が無い症状も報告されています。

潜伏期間は現在の情報では3~13日程度とされ、死亡率は2019年2月現在の段階では約2~3%。

日本ではさらに低くなると言われています。上記症状が全く出ない感染者もいるようで、診断の遅れにつながっており、引き続き感染が拡大していく可能性が高いとのことです。

感染経路は?

インフルエンザも、新型肺炎も、主な感染経路は飛沫感染と濃厚接触による感染となります。

飛沫感染

感染者のくしゃみや咳、つばなど、ウイルスが含まれた飛沫を別の人が口や鼻から吸い込み感染すること。

接触感染

電車や、バスのつり革やドアノブなどウイルスが付着した物を経由して、ウイルスに接触し、その手で鼻や目、口を触って感染すること。

また、新型肺炎は、密閉された環境で長時間、高濃度の「エアロゾル」にさらされた場合には、「エアロゾル」感染が起きる可能性もあると指摘されています。「エアロゾル」は飛沫よりも小さな粒子のことです。

どうやって防げばいいの?

現在、消毒剤は品薄ですが、周囲が感染にまみれてしまっては元も子もありません。対策は施設ごとに行い、もちろん個人でも行います。必要以上に買い込みせず、きちんと適量を計算して購入しましょう。

感染症は、高齢者は特に重症化する恐れがあります。小さいお子さんや妊婦の方など、特定の症状等は報告されていませんが、免疫力や体力が低下している方がいらっしゃるご家庭は、咳や発熱などの症状のある人には近づかない、人ごみの多い場所には行かないなど、より注意して行動する必要があります。

新型肺炎については、未だ全容が把握出来ていないこともあり、2020年2月時点の情報となります。

厚生労働省からの情報など、できるかぎり正確な情報を得る努力をしていただき、過度に心配することなく基本的な対策をしっかりと行っていくことが重要となります。

インフルエンザも、新型肺炎も基本的には同じ対策が有効と言われています。
感染対策のポイント

  • アルコール消毒、塩素系消毒剤が有効です。加熱、洗浄も有効となります。
  • 外出から帰宅したら、手首、爪先までしっかりと手洗いをしましょう。あらゆるところに菌が付着している可能性がありますので、出来れば、除菌スプレー等で全身を除菌することをお奨めします。
  • マスクはきちんと装着しましょう。ノーズクリップのあるタイプを利用し、鼻にあて、不織布のひだが下向きになるように装着して下さい。
  • 普段から十分な睡眠とバランスの良い食事をとり、免疫力を高めましょう。
  • 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下しますので、こまめに水分を取り、加湿器等で、適切な湿度を保ちましょう。

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