TOHOKU VOICE #002 何を備蓄したら良いか、ではなく、どうしたら命を守れるか

藤間さんの証言に関連する現地写真

公益社団法人3.11みらいサポートの藤間さんは、東日本大震災の被災経験に基づいて、非常食に対する常識を問い直す証言を残しています。

藤間さんが語るのは、「非常食は、助かってから必要になるもの」という視点です。被災した直後は、極度の興奮状態にあるため、十分な食欲が湧かなかったといいます。昼間は人命救助にあたり、夜になれば疲弊しきってしまう。そうした状況の中では、一般的に想定されている「1日3食×3日分」という備蓄計画は、必ずしも現実的ではないというのです。

この証言が投げかけているのは、「何を備蓄したらよいか」ではなく、「どうしたら命を守れるか」という、より根本的な問いです。備蓄の量や品目を細かく検討することも大切ですが、それ以前に、まず生き延びることができなければ、備えた非常食を口にすることすらできません。一般的な備蓄の常識を、被災者自身の生の声によって問い直す、シリーズの中でも特に象徴的な証言です。

インタビューした人:藤間さん

インタビューした人:公益社団法人3.11みらいサポートの行う「石巻みらいサポート学習プログラム」の中で。藤間さん談

この記事を書いた人:40代 男性 M・K

施設・団体紹介

公益社団法人 3.11みらいサポート

東日本大震災の被災地で、震災の記憶と教訓を伝える「学びの旅」等の活動を行う団体です。

TOHOKU VOICEについて:本記事は、全社員130名が東日本大震災の被災地を訪れて記録した「TOHOKU VOICE」プロジェクト(全69話)の一つです。プロジェクト全体については「TOHOKU VOICE」をご覧ください。スタッフによる被災地視察レポートは「東日本大震災と被災地の記録」でご覧いただけます。

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