※2017年04月14日に投稿された記事を、2019年に再編集・更新したものです。
熊本地震本震から5日(前震から1週間)が経過した4月21日の早朝、レンタカーに乗り会社を出発しました。目的地は熊本県益城町総合運動公園。被災された方々約1100名が避難し、現在生活されている場所です。

被災地では動物性タンパク質が不足
とん汁の炊き出しを行うことを決め、300~500名分調理可能な「まかないくん」を使用。1100名分の食材とフルーツ缶詰を携帯して向かいました。

小田原~大阪~熊本まで。寸断されている道路の確認が必要
小田原から大阪、福岡新門司港を経由し、陸路で熊本へ向かうルートを取りました。
熊本県に到着。被災地に近づくにつれ、景色は一変
建物の損壊、瓦礫、塀の崩壊、マンホールの隆起など、被災地に近づくにつれ景色が一変していきました。

新しい民家も赤紙が貼られていた
被災建築物応急危険度判定では、危険度に応じて赤・黄・緑の紙が建物に貼られます。新しい民家であっても赤紙(危険)が貼られている様子が見られました。
避難所に到着。1100人分の夕食作り
到着は翌日昼過ぎ。炊事場スタッフは栄養士2名とボランティアで構成され、手洗浄・マスク・タオル・手袋着用など衛生管理を徹底しながら、約5時間かけて調理作業を行いました。被災者の方々からは感謝の言葉をいただきました。

非常時でも「挨拶は元気」に。
ソフトボールチームのメンバーも応援に駆けつけ、大きな声での挨拶が避難所の雰囲気を変えていきました。外部からラーメン屋や揚げ物屋なども協力に来ていました。
被災地での活動で気づいたこと、困ったこと。
トイレ
既設トイレは全て使用不可となり、下水が回復するまで時間がかかりました。仮設トイレは蓄便タイプで、トイレットペーパーはゴミ袋に廃棄する必要があり、抗菌消臭剤の必要性を強く感じました。ご家庭では簡易トイレ・便袋や組立式非常用トイレ、トイレテントなどを備えておくと安心です。

簡易トイレ・便袋

組み立て式の非常用トイレ

トイレテント
食事
日常的な食事は心理的にも重要ですが、高カロリー食だけでは長期継続が困難です。炊き出しは重要な一方、外部からの弁当供給は避難者数の把握に時間がかかるという課題もありました。個人としては小型コンロが必須だと感じました。食器・カトラリーや発熱剤も、備えの実感として役立ちました。

カセットコンロ

食器

発熱剤
共有スペースでの寝泊
公助(行政支援)は初期段階では限界があり、職員自身も被災者であるため対応能力にも限度がありました。「自助」の重要性(最初の1週間は自力で対応する)を痛感するとともに、ボランティア活動における現場判断の難しさ、リーダーシップと指示系統の必要性、地域コミュニティと行政の連携の重要性を実感しました。日頃からの地域防災訓練で避難所運営を経験しておく必要性を強く感じます。
災害直後の熊本の現状
山の土砂崩れ、道路のコンクリート割裂、道路陥没、倒れた電柱、倒れた自動販売機(250~800kg)、瓦礫の集積、廃棄物の集積など、災害直後の熊本の現状を目の当たりにしました。

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